「手術を受けたけど、仕上がりが今イチで満足できない」。これは手術法を問わず起こりうるトラブルです。ですが美容整形は患者様が満足を得るために行うものであることを考えれば、こうしたことは本来、あってはならないことでしょう。
こうしたことが起こってしまう原因としては、まずカウンセリングに問題があった場合。もう一つは執刀医に問題があった場合です。
充実したカウンセリングがあれば避けられるトラブル
注入法による豊胸の場合には、注入量の上限というものがありますから、極端なバストアップはできません。ですがそうした事情を差し引いても「満足できない」というケースでは、カウンセリングが充分でなかった可能性があります。
カウンセリングは一般医療の問診と同様に見なされていますが、実はそれ以上に大きな意味を持っています。それは「仕上がりのイメージを作り上げ、それを医師と患者様が共有する」ということです。そのプロセスをおろそかにしてしまうと、医師と患者様が考える「仕上がりの形」にズレが生じます。そのズレをすり合わせることなく手術に臨んでしまったらどうなるか…。結果はお判りでしょう。
「美しさ」という、数値で測ることのできない結果を目指す美容整形では、カウンセリングの内容によって結果が大きく変わります。私が手術と同様にカウンセリングを重視しているのも、こうした理由からなのです。
優秀な医師に出会うことがトラブル回避のポイント
たとえカウンセリングを充分に行ったとしても、それを正確に形にする技術がなければ、予想通りの結果を得ることはできません。その意味で、イメージを形にする美容整形医としての力量が、執刀医には求められます。ことに注入法の場合「どこにどれだけ注入するか」という繊細な判断が必要になりますし、まして脂肪注入法では、脂肪吸引と合わせて、全身のプロポーションを考慮したボディデザインと、それを正確に表現できるだけのテクニックが必要です。
日本の美容整形医の技術は、世界のトップレベルにあると言って良いほど高度なものです。ですが医師個人の技術力や経験値には、やはり差があります。満足のいく豊胸のためには、まず優れた医師を選ぶこと、とういうのが大きなポイントです。
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