脂肪注入法の新たな技術 最新豊胸術「コンデンスリッチ豊胸」

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当院はCRF[コンデンスリッチファット]協会の正式認定された認定クリニックです。
高度な技術により安全な治療を行いますので、安心して治療を受けていただけます。
「コンデンスリッチ」と似た名称であっても認定シールがない場合は、正規のCRF(コンデンスリッチファット)注入、コンデンスリッチ豊胸ではありませんので、ご注意ください。 |
近年になって登場した新たな豊胸術「コンデンスリッチ豊胸」。これは「CRF」という略称で呼ばれることも多いのですが、画期的な新技術として女性たちはもちろん、私たち医師からも注目されています。その詳しい内容については別の機会にお話ししますが、ここではその概略と特徴、さらに従来法と比較したときの優位性について、少しお話しすることにしましょう。
このコンデンスリッチ豊胸とは、従来の脂肪注入法をベースとした豊胸術です。これまで行われていた脂肪注入法の手順に新たに特殊な処理をプラスすることで、従来法の抱えていた問題点を解決し、さらに大きなメリットを生み出す。それがコンデンスリッチ豊胸です。基本的な手術の流れは従来法と変わりませんので、脂肪注入法を行っていないクリニックでは、コンデンスリッチ豊胸も扱うことができない、ということになります。
では、この方法でどのようなメリットが生まれるのでしょうか? それをご説明してまいりましょう。
従来法の課題だった生着率を飛躍的に向上!
この方法のメリットは、脂肪の生着率を飛躍的に高めることに成功した点です。数字にすると生着率80%とも90%ともいわれますから、過去の脂肪注入法とは比較にならない高水準でしょう。
注入した脂肪の生着率は、脂肪注入法が抱えていた大きな課題でした。またその数値は決して一定ではなく、かなりの幅があったのです。脂肪吸引から注入までにいたる医師の技術、またクリニックによって加えられるさまざまな工夫や改良の有無によって、生着率は左右されてきました。そのため術後の豊かなバストを長くキープできるかどうかは、医師の実力に負うところが非常に大きかったのです。
そうした傾向は、現在でも残っています。ですがコンデンスリッチ豊胸の登場によって、脂肪注入法の持つ問題点は、一気に解消に向かいました。理想的な豊胸術…優れた医師の手によるていねいなコンデンスリッチ豊胸が行われれば、豊かで美しいバストを長期にわたって維持することができるようになったのです。
プロテーゼ法に匹敵する豊胸効果、しかも自然そのもの
コンデンスリッチ豊胸は脂肪注入法をベースにしていますから、その安全性や安心感は折り紙付きです。しかも高度に高められた持続性によって、プロテーゼ法以上に理想的な豊胸術であるとも言えます。もちろん、脂肪注入法ならではの「自然さ」が損なわれることはありません。術後しばらくしてバストの状態が落ち着いてくれば、あなた自身が「豊胸した」ことを忘れてしまうかもしれません。感覚も、動きも、感触も、印象も、すべてが自然のまま。見た目はもちろん、触れてみても不自然さを感じることはないでしょう。
時が経って、妊娠・出産のためにバストが大きく張ってしまっても、また年齢を重ねてバストが衰えていくときも、自然のままに姿を変えていき、違和感を感じさせることがありません。コンデンスリッチ豊胸を施したバストは「作り物」ではなく、自分自身のバストなのです。
コンデンスリッチ豊胸から広がる豊胸術の可能性
私は美容外科クリニックを開院した当初から、常に「自然さ」を追求してきました。あらゆる面で不自然さを排除し、ナチュラルな感覚でいられることは美容整形に欠かせない条件だと考えてきたのです。そのため豊胸術に関しては異物は一切使わず、脂肪注入法を専門に行ってきました。そして脂肪注入法のデメリットを抑え、メリットを引き出すために、さまざまな工夫を重ねた独自の豊胸術を行ってきたのです。
そんな私にとって、コンデンスリッチ豊胸の登場は非常に大きなできごとであり、その可能性を私は瞬時に理解しました。そしてすぐにクリニックに導入し、当院の治療に活かしています。
コンデンスリッチ豊胸の登場によって、これからの豊胸術は大きく変わっていくでしょう。リスクやデメリットの多い手法から、より自然で生理的な方法へ、肉体的・精神的な負荷が軽く、しかも高い豊胸効果を持つ方法へと、シフトしていくはずです。私にはそうした未来が、すでに見えるような気がします。
これがコンデンスリッチ豊胸
脂肪注入法をベースにした特殊処理
コンデンスリッチ豊胸のポイントとなるのは、吸引採取した脂肪に加える特殊な処理です。これこそがコンデンスリッチ豊胸の核であり、生着率を大幅にアップさせるポイントでもあるのです。そのプロセスを要約してご説明しましょう。
まず脂肪吸引によって太ももやおなかなどから採取された脂肪から、麻酔液や血液などの不純物を手早く取り除き、脂肪だけを取り出します。そしてそれを試験管のような形状をした「シリンジ」という容器に収めます。
次に、脂肪を収めたシリンジに「ウエイトフィルター」をセットします。これはシリンジにぴったりと収まる形状をしており、特定の重量を持ち、その中央部分に特殊なフィルターがセットされています。こうしてセットアップしたシリンジを遠心分離器にかけ、高速で回転させて遠心分離処理を行うのです。

コンデンスリッチ豊胸で使用する遠心分離器「LIPOMAX-SC」。吸引採取した脂肪をこの機器で処理し、脂肪の分離・選別を行う。
良質な脂肪細胞と幹細胞のみを残し濃縮。より高い生着率と安全性を実現! コンデンスリッチ豊胸
不純物と老廃物を抽出する遠心分離処理
遠心分離器は、液体やゲル状の物質の中から、特定の物質を分離抽出するために用いられるものです。それを豊胸術に応用し、さらにウエイトフィルターによってより効率を高めたのが、この手法です。シリンジにセットして遠心分離器にかけた脂肪は、まず破壊された細胞や血液、麻酔液などの「不純物」が分離されます。次にシリンジにセットされたウエイトフィルターによって、老化し衰えた脂肪細胞が選別され、分離されます。となると、あとに残るのは健康でイキの良い脂肪細胞だけ。つまりこの処理によって、健康で活発な、脂肪注入法に最適な良質の脂肪細胞だけを、濃縮した形で抽出することができるのです。

壊れた組織や血液などのほか、老化して衰えた脂肪細胞などを取り除き、注入に適した脂肪細胞を濃縮して抽出する。
ベイザーとの組み合わせでより高い豊胸効果を発揮
この処理を行うことで、注入した脂肪の生着率はまさに段違いに向上しました。その効果は施術する私自身が驚くほどです。ですがこの方法をさらにパワーアップさせる手段があるのです。それが、最新の技術である「ベイザー脂肪吸引」との組み合わせです。
ベイザー脂肪吸引では、従来法のように「脂肪を削り取る」ということをしません。ベイザー波という超音波によって、脂肪を細胞レベルで遊離させ、それを吸引・回収していきます。つまりベイザー脂肪吸引によって採取された脂肪は、その時点ですでに細胞レベルにまで遊離分解された状態になっているのです。そのためその後のコンデンスリッチ処理の効果も高められ、さらにバストに注入後も高い生着率を発揮してくれるというメリットがあります。
理想の豊胸術を目指して
コンデンスリッチ豊胸とベイザー脂肪吸引。この二つの新技術がほぼ同時期に登場したことに、私は何か運命的なものを感じます。それぞれが単独で使用しても優れた結果を生み出してくれるのですが、併用することで生まれるメリットは、従来法を大きく超えるものです。
体への負荷が軽く、ダウンタイムが短く、しかも高い安全性と安心感を兼ね備えたボディメイクができる。それは世の女性にとっては、まさに理想の美容術でしょう。そうした情報は主にインターネット上でも飛び交っているらしく、「ベイザー+コンデンスリッチ」をリクエストされる患者様は日に日に増えてきています。
そんな患者様の期待に応え、さらなる高みを目指す私にとっても、これらの最新技術は大きな力となってくれているのです。
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